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月別アーカイブ: 2025年6月

安全をお届けシリーズ~part17~

皆さんこんにちは!

株式会社ライズ、更新担当の中西です!

 

警備業の中でも、特に高い専門性と緊張感が求められる職種が「SP(セキュリティポリス)」です。要人警護を担うこの仕事は、表に出ることは少ないものの、社会の安心を陰で支える重要な任務です。

SPの役割、実務内容、必要な能力や資格、さらには就業への道のりまでを深く解説します。


◆ SPとは?|警備業における“特別任務”

SPとは「セキュリティポリス(Security Police)」の略で、要人や著名人、企業経営者、政治家などの身辺を警護する専門職です。

日本では主に以下の2種類に分類されます

  • 公的SP:警察庁所属(内閣総理大臣など国の要人を警護)

  • 民間SP:警備会社が契約に基づいて民間のVIPを警護(有名人・企業役員など)

いずれも、高度な危機管理能力と、確かな行動力が求められます。


◆ SPの主な業務内容

業務カテゴリ 内容
事前調査 移動経路・周囲環境・危険要素の事前確認
警護計画の立案 進行スケジュールや立ち位置、対応動作の準備
警護本番 要人の側に常時付き添い、危険回避と誘導
危機対応 不審者の排除、緊急避難、応急処置の実行
報告・記録 警護中の出来事を報告書にまとめる

✅ 映画やドラマで描かれる「ただ横に立っているだけ」ではなく、状況判断力・瞬発力・身体能力すべてが求められます。


◆ SPに求められる能力・資質

  • 観察力・予測力:わずかな違和感を察知し、行動に移す力

  • 冷静さと判断力:緊張状態でも的確な判断を下す冷静さ

  • 格闘技術・護身術:不測の事態に備えた体術・制圧力

  • 対人マナー:要人との適切な距離感と礼儀作法

  • チーム連携力:複数警備員での行動をスムーズにする統制力


◆ 必要な資格・研修

  • 警備業務検定(4号):身辺警護業務を行うための法定資格

  • 警備員新任・現任教育:20時間以上の初任教育+年1回以上の継続教育

  • 格闘・救命講習・心理対応訓練などの民間訓練を組み合わせている会社も多い

✅ 民間SPとして働くには、まず警備員としての現場経験が重視されます。


◆ SPになるための道のり

  1. 警備会社に就職し、施設・交通誘導などの実務経験を積む

  2. 4号警備業務検定(基礎級)の取得

  3. 身辺警護部門への異動または専任研修へ進む

  4. 大型案件やVIP対応の現場に選任される


◆ SPとして働く魅力と責任

  • 「誰かの命を守る」という高い使命感

  • トップレベルのセキュリティスキルを身につけられる

  • キャリアとしての希少性が高く、信頼度も高い

  • 一方で精神的・肉体的な負荷は極めて大きい仕事でもあります


◆ まとめ

警備業におけるSPは、「目立たないが絶対に欠かせないプロフェッショナル」です。高い専門性と人間力を兼ね備えたこの仕事は、社会貢献性も高く、今後ますますニーズが広がる分野でもあります。

本格的にSPを目指すなら、警備業全体の知識と経験を土台にして、段階的にスキルを磨くことが大切です。警備会社での研修体制や資格支援制度を活用して、信頼される警護のプロを目指しましょう。

 

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安全をお届けシリーズ~part16~

皆さんこんにちは!

株式会社ライズ、更新担当の中西です!

 

警備業界は、施設警備や交通誘導、イベント警備、現金輸送など、社会の「安全と秩序」を支える重要な仕事です。この業界で長く安定して働くためには、国家資格や法定研修の取得が必要不可欠です。

今回は、警備業における代表的な資格と、その取得方法、キャリアアップの流れについて深く解説します。


◆ 警備員になるために必須の資格とは?

◉ 「警備員指導教育責任者」資格(通称:指導責任者)

  • 警備業を営む企業に最低1人の配置が法令で義務付けられている

  • 警備員への指導教育・現場の責任者として活動

  • 各種警備業務(1号〜4号)に対応した4区分あり

  • 受講には実務経験2年以上が必要

✅ 企業の昇進や独立を目指す場合は必須資格です。


◆ 各種「警備業務検定」資格の種類と内容

【1号】施設警備業務検定

  • オフィスビル、病院、商業施設などでの常駐警備に必要

  • 検定合格者が配置されることで、入札や契約条件に有利

【2号】交通誘導警備業務検定

  • 工事現場、イベント会場などでの交通整理業務向け

  • 国道など高規格道路での誘導には必須

【3号】貴重品運搬警備業務検定

  • 現金輸送車などに同乗する際に必要

  • 高度な判断力・危機管理能力が問われる

【4号】身辺警備業務検定

  • VIP警護やストーカー対策など、個人対象の警備に特化

  • 取得者は非常に少なく、高度専門職扱い

✅ いずれも「基礎級」と「上級(1級)」に分かれており、1級取得で現場責任者にもなれます。


◆ その他関連資格・研修制度

資格名 内容
自衛消防技術認定 建物火災発生時の初期対応能力を証明
応急手当普及員 応急救護(AED操作含む)の指導資格
防火管理者 特定施設での防災計画運用が可能
警備員新任・現任教育 法定研修。初任者は20時間以上の受講が必須

◆ 資格取得の流れと費用感

  1. 各都道府県の公安委員会が実施・認定

  2. 検定実施団体(全国警備業協会など)での申込・受講

  3. 費用は検定ごとに1〜3万円程度(テキスト別)

  4. 合格後、登録証が発行され、5年ごとの更新が必要な場合もあり


◆ 警備業で資格を持つメリットとは?

  • 給与の上昇・資格手当支給

  • 現場責任者・教育担当者への昇格チャンス

  • 取引先からの信頼アップ=仕事の安定化

  • 将来的な独立・警備会社開業にも有利


◆ まとめ

警備業における資格取得は、自分自身の価値を高めるだけでなく、企業の信用を支える礎でもあります。まずは交通誘導や施設警備から始めて、現場経験を積みつつ、段階的に検定資格・指導責任者資格を目指すことが、警備員としてのキャリアアップへの近道です。

 

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BLOG:POST 暑い中お疲れ様です〜 ご安全によろしくお願いしますm(_ _)m

暑い中お疲れ様です!

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