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国スポ大会!!

イナズマロックフェス2025

 

9/19・20・21の3日間、草津市烏丸半島で行われたイナズマロックフェス2025の交通誘導警備に今年も参加させてもらいました。

お天気にも恵まれたくさんの来場者があった中、大きな事故等なく無事に終えることができました。

隊員の皆さん、長時間の警備お疲れ様でした。

安全をお届けシリーズ~part23~

皆さんこんにちは!

株式会社ライズ、更新担当の中西です!

 

第2回|雑踏警備の基本—人流・導線・密度のコントロール 👣
雑踏警備の目的は、人の流れを乱さず、危険な密度と衝突を避けること。カギは「導線設計」「密度管理」「分散化」です。ここでは、行列×横断×滞留が同時に起きる典型的な現場を想定し、実践の手順を解説します。🎪

 

1)導線設計:行先・戻り・抜け道を“3本”用意
来場者は目的地(行先)に向かい、買い物や写真で戻り、そして出口に抜けます。設計でははじめから3つの流れを想定し、交差を最小化します。 – 入口と出口は分離:反対流は詰まりの温床。 – 行列は壁沿い:横断と干渉させない。 – 折り返し動線に“緩衝帯”:バリケードで触れない距離を確保。 – ステージ前は扇形:押圧を逃がし、後退しやすい形。🌀

 

2)密度管理:人の“しぐさ”が出すアラートを読む
数値に頼らなくても、身体のシグナルは密度を教えてくれます。 – 足が止まる:前方に障害。誘導員を追加してボトルネックを広げる。 – 肩が触れ合う:進行速度が落ち、怒号が出始める。片側通行で流れを整理。 – 後ろから押される:将棋倒しリスク。一時停止+分散アナウンスを強化。 – 子どもの泣き声・ベビーカー:優先退避導線へ誘導。👶

 

3)分散化:ピークは“波”に変える
退場時のピークは時間差・経路差・手段差で分散します。 – 時間差:カウントダウン式の退場アナウンス(例:「南口から先にご案内」)。 – 経路差:近いが混む道/遠いが空く道を提示し、選択肢を可視化。 – 手段差:公共交通・徒歩・シャトルの選択を事前から告知。📣

 

4)声かけスクリプト:短く・優しく・具体的
• 注意喚起:「この先、右側通行のご協力をお願いします」
• 具体指示:「白いテープの内側をお進みください」
• 感謝と承認:「ご協力ありがとうございます、助かります」
• 危険時:「一旦停止します。押さず、前の方に続いてゆっくりお進みください」 言葉は短く肯定形で。怒りの火種をつくらないことが最大の安全策です。🙂

 

5)ステージ前の“圧”を逃がす小技
• 横逃げ通路を常時開放(スタッフ専用退避も兼用)。
• 柵の“切れ目”を意図的に作り、自然な後退を助ける。
• 大型モニターで後方でも満足度を担保し、前方の過密を抑制。📺

 

6)ケース:大型花火大会の退場計画
花火終了の5分前から退場アナウンスを開始。エリア別に時差退場を実施し、各導線にサブリーダーを配置。駅前はロータリーを回遊導線に変更し停滞を防止。ベビーカー・高齢者優先導線を設け、全体の歩行速度を安定させました。🎆

 

7)チェックリスト(抜粋)
• 導線図/看板配置/仮設トイレ位置/救護導線
• 混雑センサー代替(誘導員の密度観察ポイント固定化)
• 子ども・高齢者向け“やさしい案内板”
• 迷子対応場所と合言葉の設定
• 予備バリケード・ガムテープ・結束バンド・替え電池🔋

 

まとめ
雑踏警備は人の気持ちに寄り添う仕事です。安心感のある声・迷わない導線・混まない退場——この3点ができれば、事故は遠のき、満足度は上がります。次回は、工事現場などでの交通誘導の基本を取り上げます。🚥

 

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安全をお届けシリーズ~part22~

皆さんこんにちは!

株式会社ライズ、更新担当の中西です!

 

第1回|2号警備とは?—役割・価値・現場のリアル ‍♂️

「2号警備」は、雑踏警備(イベント等での人流コントロール)と交通誘導警備(工事現場や駐車場での車両・歩行者の安全確保)を担う業務区分です。目の前の“混雑”や“通行規制”をスムーズに見せる裏には、膨大な準備・設計・観察が存在します。警備員は単に“立っている”のではなく、危険の予兆を読み、流れを設計し、現場の関係者と協働して安全を実現するプロです。

 

社会的価値:誰も気づかない“起きなかった事故”をつくる
事故統計に載るのは“起きた事故”だけですが、2号警備の価値は“起きなかった事故”に宿ります。例えば、夏祭りでの将棋倒しを未然に防ぐこと、工事現場での接触事故の芽を摘むこと。混雑のピークをずらす・見える化で注意を促す・心理的抵抗の少ない誘導文言を選ぶ——こうした細部が、結果として地域の安心と経済活動の継続を支えています。

 

現場の1日:準備7割・運用2割・振り返り1割
出動前に現地踏査(動線・見通し・退避スペース・近隣施設の把握)を行い、配置計画と機材リストを固めます。当日はブリーフィングで危険ポイントと役割分担を統一。運用中は、密度・車速・視程・天候・来場者の表情など“微差”の変化を観察し続けます。終了後は事後ミーティングでヒヤリハットを共有し、次回の標準(スタンダード)に反映。

 

成功の原則:準備・観察・連携・優しさ
• 準備:規制図・資器材・人員配置・代替導線……“万が一”を先回り。
• 観察:人の“足が止まるサイン”や運転手の“視線の泳ぎ”に気づく。
• 連携:主催者・元請・警察・消防・近隣と情報を共有し、一枚岩で臨む。
• 優しさ:毅然としつつ、言葉はやわらかく。安全はコミュニケーションの質で決まる。

 

代表的な機材:見える化の道具箱
誘導灯・無線機・反射ベスト・ヘルメット・カラーコーン・バリケード・スタンド看板・路面矢印・注意喚起フラッグ・視認性向上のための点滅灯など。目的は“注意喚起”と“選択肢の明確化”です。人は迷うと立ち止まります。迷わせない設計こそ、事故を遠ざける第一歩。

 

事例:商店街の夏祭りで“詰まり”を解消
屋台の行列と横断動線が交差して詰まりが発生。歩行者密度が上がる兆候(足の停滞・押し合い・怒号)を早期に捉え、一時的な片側通行と短い滞在を促す声かけで流れを回復。終盤は退場ピークを想定し、3分刻みの退場アナウンスで波を分散。事故ゼロで終了しました。

 

まとめ
2号警備は“その場しのぎ”ではなく、設計と運用の仕事です。準備・観察・連携・優しさ——この4つの原則を土台に、次回からは雑踏・交通のそれぞれを具体的に掘り下げていきます。

 

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丹後100㎞ウルトラマラソン2025

先日、丹後100㎞ウルトラマラソン2025の安全誘導警備に参加させていただきました。

現地にて警備に就いてもらった隊員のみなさん、お天気の悪い中、遠方までご苦労様でした。

秋の全国交通安全運動始まります

R7年9/21~9/30始まります。

歩きながらのスマートフォンの利用は大変危険です!!!安全な場所に止まってから操作するようにしましょう。ながら運転は、周囲の危険の発見が遅れ歩行者や他の車に衝突するなど、重大な交通事故につながる極めて危険な行為なので、絶対にやめましょう。

自転車の交通ルール!!

自転車は軽車両です。歩道と車道の区別があるところは車道通行が原則です。道路の左側部分の端を走行しましょう。自転車でも飲酒運転は禁止です。厳罰が適用されます。命を守るためにヘルメットを着用しましょう。交差点では必ず信号を守りましょう。

一人一人の気持ちが第一です。大切な人を守るためにもご協力お願いします。

 

藤ヶ崎トンネル!!

お疲れ様です。

台風の心配もありましたが、今日の天気は曇り空です。

まだまだ暑い中ですが、塩分・水分補給して安全によろしくお願いします。

残暑

8月も終わりに近づいてきました。

9月に入っても気温が平年より高いと言われています。

引き続き、熱中症には気をつけましょう。

 

 

 

安全をお届けシリーズ~part21~

皆さんこんにちは!

株式会社ライズ、更新担当の中西です!

 

~工事現場・道路の“事故ゼロ”を実現する~

道路工事や建築現場、送電・通信工事の交通誘導警備は、現場と地域の安全を両立させる要の仕事。運転者・歩行者・自転車・重機が交差する環境で、一つの合図が命を守る——そのための実務と最新の取り組みをまとめました。

1|リスクアセスメント:時間・天候・視認性 ️️

  • 時間帯:通勤通学・物流ピーク・日没後は事故リスク高

  • 天候:雨天はスリップ、強風は資器材転倒。合図を大きく・短く・わかりやすく

  • 視認性:見通し、逆光、カーブ、路面反射を踏まえ、立ち位置と間合いを決める。

着手前ミニチェック
[ ] 規制図と現地のギャップ確認
[ ] 退避場所と合図の可視範囲
[ ] 緊急車両ルートの確保
[ ] 近隣への掲示・広報済み

2|保安資機材配置の“基本型”

  • 先出しは情報、次に規制:予告標識→速度抑制→車線規制→作業帯。

  • 資器材:LED矢印板、カラーコーン、区画線、視線誘導標、夜間照明。

  • 歩行者保護:仮設歩道・段差スロープ・点字ブロック養生、自転車は押し歩き案内を明示。

NG例:合図者が重機の死角、照明が対向車直射、コーン間隔が広すぎる——事故の芽です。

3|合図の標準化:ブレない誘導

  • 停止/進行/徐行の手旗・誘導灯を動き・角度・目線まで統一。

  • 車両コミュニケーション:アイコンタクト→明確な手旗→運転手の反応確認→動作。

  • 重機との協調:合図者=一人、指示は短文+復唱。「バックOK→停止位置3m→停止」。

4|地域と共存:クレームにしない段取り ️

  • 事前説明:ポスティング・掲示板・SNSで規制時間と迂回路を案内。

  • 生活導線:学校・病院・商店のピーク時間は誘導員増員と規制緩和を検討。

  • 騒音・排ガス:アイドリング抑制、夜間は声量と指笛の使い分けで近隣配慮。

5|DXと教育:再発を“仕組み”で潰す

  • 位置情報連携:合図者の立ち位置・移動を可視化、死角・離隔を定量管理。

  • ヒヤリハットDB:原因(視認不良、誤合図、資器材不足)をタグ付け分析し、現場で即改善。

  • Eラーニング+現場OJT:動画で“良い合図/悪い合図”を見える化、新任・現任教育を継続。

  • 熱中症・寒冷対策:WBGT目安で休憩サイクル、経口補水・日陰・防寒をセット。

事例スナップ ✨

片側交互通行の舗装現場。早朝に予告標識を50m前倒し、夕方は逆光対策で照明角度を変更
合図は「停止→徐行→停止」をパターン化し、重機バック時は合図者を一人に集約。結果、苦情ゼロ・事故ゼロ・予定時間内で撤収

まとめ & ご提案 ✨

交通誘導は、規制図の精度×合図の統一×地域配慮×DXで成果が決まります。
工事の規模や期間に合わせ、計画作成・届出支援・人員配置・当日運用・報告まで一括で対応。
**「事故ゼロ・苦情ゼロ・渋滞最小」**の現場づくりを、私たちと一緒に。

 

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安全をお届けシリーズ~part20~

皆さんこんにちは!

株式会社ライズ、更新担当の中西です!

 

~“見えない安心”~

毎日多くの人が行き交う商業施設、オフィス、スタジアム、花火大会や音楽フェス。そこに“何も起きない”日常をつくるのが、私たち警備の仕事です。この記事では、施設・イベント警備の勘所を、準備から当日の運用、終了後の振り返りまで一気通貫で解説します。👣

1|準備が9割:現地踏査と運用設計 📐🗺️

  • 現地踏査:導線・出入口・非常口・ボトルネック・死角を実歩で確認。

  • 人流シミュレーション:開場/閉場ピーク、雨天時ルート、障がい者・ベビーカー動線、VIP動線を分けて設計。

  • 体制図:指揮所(TOC)・連絡網・配置表・交代計画・救護動線を紙とデジタルで共通化。

  • リスク想定:紛失物、体調不良、転倒、クレーム、迷子、火災、悪天候、混雑暴走などを想定し対応カードを準備。

📝 事前チェック
[ ] 配置表/休憩表/持ち場責任者
[ ] 無線チャンネル/合図語の統一
[ ] 近隣説明・掲示物・騒音対策
[ ] 予備資器材(トランシーバー・誘導灯・雨具・簡易救急)

2|当日の基本:観察・声掛け・記録 👀💬📝

  • 観察:足取り・目線・荷物・表情の“いつもと違う”を拾う。

  • 声掛け:「こんにちは」「足元ご注意ください」——先回りのひと言が事故を消す。

  • 記録:時刻・場所・状況・対応を簡潔に。写真・無線ログでトレーサビリティを確保。

💡 “優しい制止”のコツ

  1. 相手のペースに合わせる → 2) 理由を短く示す → 3) 代替ルートを示す。
    例:「ここは緊急通路ですので、右側の通路へお願いします。」🙂

3|インシデント対応の型 🚑🔥

  • 体調不良:バイタル観察→救護所/救急要請→動線確保→個人情報保護。

  • 迷子:特徴・服装・最終目撃場所を無線定型文で共有、見つけたら合流位置を一点に。

  • 火災・煙:初期消火/避難誘導/設備連携、エレベーター停止の確認。

  • トラブル:エスカレート前に第三の場(静かなスペース)へ誘導、事実と感情を切り分けて対応。

4|デジタルと可視化:強い現場は“見える” 📡📊

  • AIカメラ/ヒートマップで混雑予測、巡回ルートを逐次最適化。

  • ボディカメラ・電子日報で共有負担を軽減、クレーム再発防止に直結。

  • 気象・防災APIで運営判断を早め、中止基準を明文化。

5|終了後:クレームゼロは撤収で決まる 🧹🌙

  • 分散退場:アナウンス台本・誘導人員を出口ごとに最適化。

  • 周辺清掃・騒音抑制:近隣の生活時間に配慮し、車両誘導は最小音量・最短時間

  • 振り返り:KPI(事故件数、応答時間、巡回履行、苦情件数)とヒヤリハットのタグ付け分析で改善。

まとめ & ご提案 ✨

事前設計×当日運用×可視化×振り返りのサイクルが“何も起きない一日”を生みます。
商業施設・オフィス・イベントの警備はお任せください。計画から訓練、当日運営、報告書までワンストップで支援します。📞📧

 

 

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